私はNCCという語学学校に通っていた。その学校には特別課題というものがあり、授業の宿題だけでは物足りない場合、講師にお願いすると、課題を用意してくれる。
当時、私は英語に対するモチベーションがものすごく高かったので、特別課題をお願いした。そして、7ヶ月ほどで、全ての課題をやり切った。この記事では、その時のことをまとめていく。現在、NCCに通っており、特別課題を取りたいな!と思っている人はぜひ参考にしてほしい。
※当時私のレベルは中級準備クラス。卒業時中級クラス
一番最初の課題。文法を学習するために行う。勉強の仕方はシンプルで参考書を読み進めていく。完全に理解できたと思ったら、NCCが用意してくれているオリジナル試験を受け、9割以上でクリアである。
内容は高校生レベルの文法で、そこまで難しくはない。知らないことと知っていることの割合がちょうどよく、読むのは苦でなかった。むしろ楽しかった。
私はガッツリと2周、サクッと1周読んだ。ちょうど、GW期間中で有給を挟み9連休があったので、一気に読み進めることができた。だいたい1日8時間。少ない日でも4時間は読んでいた。試験は無事一回で受かった。
取得できたこと・・・高校レベルの文法
かかった期間・・・3週間

2つ目の課題。1,000個ほどの単語の組みを全て覚える。ただ覚えればいいだけでなく、全てを平均1秒以内に言えなければならない。
試験はかなり大変だ。まず、先生がランダムでページを指定する。そのページにある単語、計90個ほどの組みを片側を隠し読み上げる。1分半以内に言えたらクリアだ。
難易度はものすごく高い。多くの特別課題をやっている人はこの課題で心が折れる。私も最初の基本英語スパルタ式をやっていた時は特別課題楽しいな!と思えていたが、これは本当に辛かった。
単語を覚えるだけなら2週間ほどでできるようになったのだが、スラスラ言えるようになるまでは、そこからさらに3週間かかった。
コツとしては少しずつでいいから完璧にすること。例えば15問を15秒でちゃんといえるようにする。次は30問ずつ。といったように少しずつ増やしてい。
試験をクリアした時は非常に嬉しかった。
取得できたこと・・・高校レベルの単語
かかった期間・・・5週間
ディクテーション。NCCが用意してくれる音源を文字に起こしていく。私は1日2つずつやっていった。1個につき1時間30分ほど時間がかかった。全て終えるのにちょうど2週間かかった。試験は特になかったが、だからと言って適当にやらないように心がけた。
取得できたこと・・・リスニング力アップ
かかった期間・・・2週間

基本英語スパルタ式と一緒で、参考書を読み、全ての内容が理解できたら、NCCが用意してくれた試験を受ける。しかし、「基本英語スパルタ式」よりはるかに難しい。日本語の解説を読むのすら大変。
1章を読むのに4時間ほどかかった。全部で15章ある。平日は1章。休日は3章を目安に計3周した。
最初の1周では理解できなかったことも、3周目になると理解できるようになった。本の冒頭にも書いてあったが、何度も読んでより効果を発揮する本だと気がついた。
コツとしては、分からないところは印だけつけておいて諦めること。2周目の時にはすんなりわかることが多々あった。私の場合、3回読んで分からないところはなかった。
試験は一発で受かった。3周熟読すれば、テスト自体は受かる。
取得できたこと・・・読解力アップ
かかった期間・・・2週間

700個の例文を覚える。最初、先生に「3週間で行きましょう!」と言われた。
「そんなものなのか」と思いやってみたが、とてもじゃないが無理。1日100個ずつ覚えても1週間かかる。そんなのでスラスラになるわけがない。
試験は先生がランダムで日本語を読み、それを英語で答えるというもの。1回目の試験では落ちてしまった。
気合を入れ直さなければ!と思い、それからもひたすら勉強していた。歩きながら、風呂に入りながら、ベットで転がりながら、カフェで、などなど気分転換しながら毎日毎日読み続けた。
最初は1周するのに1週間はかかったが、最後は2日で1周できるようになっていた。2回目の試験では無事受かった。個人的には、この課題が一番力がついた気がする。
この本に載っている700個の例文には、高校レベルの全ての文法が網羅されている。なので、この課題が終わる頃には文法についてはもう怖いものは無くなった。「知っている」から「使える」に変わった瞬間でもあり、英語がスムーズに話せるようになってきた。
非常に辛かったが、その分成長をものすごく感じられるため、頑張れた。
取得できたこと・・・文法
かかった期間・・・5週間
NCCが用意している口語集を覚える。数は350個ほど。試験方法は基本英文700選と一緒。基本英文700選を終えた私からしたら、350個など怖くなかった。2週間で突破。
News Tape2と一緒。2週間で突破。
単語をまた1000個近く覚えなければいけない。しかも前回より難易度が高い。勉強の進め方は前回と同じで、まずはざっくり全部覚えて、その後は少ない数をしっかり1秒以内に言えるようにしていった。
最初の試験では落ちてしまったが、そのあともう2週間頑張りなんとかクリア。先生に最初「3週間でやってみましょう!」と言われたのだが、本当に3週間でできる人などいるのか?
かかった期間・・・5週間

進め方は英文解釈教室と同じ。英文解釈教室よりは読みやすいので、そこまで大変ではなかった。2週間で突破。
口語表現集準一級とやることは一緒だが、文章の難易度はかなり上がる。それでも350個ほどの例文なら、当時の私には難しくなかった。2週間で突破。
ここまでが基本課題である。私はここまで7ヶ月かかった。先生曰く、7ヶ月はめちゃくちゃ早いそうだ。このタイミングで私は学校を卒業した。
勉強時間は、平日4時間休日8時間を最低ラインとしてやっていた。これに加えてNCCの授業と通常の宿題もやっていたのでかなり頑張っていた。
リモートワークで通勤の必要がなく、仕事では残業なく、またコロナ禍で飲み会なども一切なく、勉強だけに没頭できた。なので、ここまでの時間をさけた。7ヶ月間、毎日風呂には必ず参考書を持っていっていた。受験生並みに勉強をしていたと思う。
ここまで頑張れた理由は、内部試験があったから。課題ごとにテストを設けてくれることで目指すところが明確になり、全力で走れた。
英語学習は長い距離をマラソンするイメージだったが、NCCの特別課題は短い距離をダッシュするイメージ。
肝心な英語力だが、めちゃくちゃ伸びた。日常会話では困らなくなった。しかし、英検一級は落ちてしまった。これはまたリベンジしたい。というより、英検一級は本当に難易度が高い。今のままでは絶対に受からないので、後も英語学習を頑張っていく。