私は英語学習者であるが、本業はフリーランスのプログラマーだ。そのため、よく「プログラマーに英語は必要ですか?」と聞かれる。
結論的には、英語は必要だ。英語は絶対にやった方が良い。
プログラミングのドキュメントは全て英語で書かれている。なぜなら、主要言語のほぼ全ては海外(主にアメリカ)で作られているからだ。
私はReact Nativeという言語を主に使っているのが、この言語の公式ドキュメントは全部英語で書かれている。日本語のドキュメントはない。また、参考書の数も圧倒的に違う。
「Google翻訳すればいいじゃないか!」と言われるが、その通りだ。私もよく使う。ただし、Google翻訳は間違った翻訳をすることが多々あり、細部までが理解できない。細部まで分からないとコードは書けないことが多いので、Google翻訳だけだとなかなか大変だ。
私の場合、一度Google翻訳にかけて、サクッと概要を理解する。そのあと、英語で読み直す。という手順でやっている。ちなみに、私の英語能力はそこまで高くない。「英語を読む速度が速ければなぁ〜」といつも思う。だからこそ、日々英語の勉強をしている。
プログラマーは英語のリーディングだけなく、時にはライティングする必要もある。例えば、Apple StoreやGoogle playに問い合わせする時、やりとりは英語で行われる。また、質問サイトに分からないことを聞く時も英語で投稿した方が、回答率が圧倒的に高い。
英語アレルギーがあると、ここら辺でも不利になる。偏見かもしれないが、優秀だなぁ〜というプログラマーは全員英語ができる(完璧に話せるっていうより、英語アレルギーがない)

この質問も聞かれたことがある。上の話と矛盾するようだが、答えは「プログラミングを優先するべき」だ。特に初学者の場合、優先度はプログラミング10、英語0の割合で良い。
少なくとも中級プログラマー (社内に10人プログラマーがいたら5番目くらいの実力、転職に困らない)になるまではプログラミングの勉強に集中するべきだ。英語は一切やらないでいい。
なぜなら、プログラミングの勉強は大変なので、英語学習に時間を割けないからだ。また、プログラミング初学者が勉強する時は日本語書籍で十分だからだ。仕事でもリーダーとしてコードを書く機会はないだろう。日本語で上司に質問できるので、英語は必要ない。
英語が必要になるのは次のステップだ。”社内で教える立場になり、他の人に聞いても分からない人”、”起業したり、個人開発などである程度大きめのアプリを作り始める人”などだ。ここまでくると、海外から情報を持ってくる、自分で質問サイトに投稿する、ということが必要になる。また、海外でエンジニアとして働く選択肢もでてくるだろう。
この人たちは英語の勉強を始めよう。今までプログラミングの勉強に割いていた50%の時間を英語に割くことをおすすめする。
海外で働きたいな!と思うプログラマーは多いのではないだろうか?
給料が高い、働きながら英語の勉強ができる、他文化を学べる、楽しそう、などなどメリットはたくさんある。私は海外で働いたことがないので、偉そうなことは言えないが、働こうと思ったことはある。
私は29歳の時にカナダへ語学留学へ行き、英語の勉強を始めた。語学学校を卒業後、早速カナダで就職活動したが、結果は全滅だった。
書類審査は7年のエンジニア経験があったのと、現地の友達に手伝ってもらったので、なんとかなった。問題は面接。私は電話での面接を2件と、対面での面接を1件のしたのですが、全て落ちた。
面接官「大学時代何やっての?」私「えっとー」(統計ってなんだっけ?)面接官「………」(なんだこいつ。ダメやん)
となった。当たり前だが、最低限英語を話せないと、よっぽどの天才か、日本人がたくさんいる会社か、待遇が最悪の会社しか受からない。
海外でプログラマーとして働きたいなら、日常生活は問題ないレベルまで英語力を上げる必要がある。「海外で働く場合でも、プログラマーは英語力を求められないよ!」とよく言われるが、それはまやかしである。英語力は求められる。
・プログラミング初学者は英語の勉強必要なし。全ての時間を割いて、プログラミングの勉強した方がいい
・中級者以上にとって英語力は圧倒的なアドバンテージになる
・ 海外転職は英語が話せないと難易度が高すぎる
・高みを目指すなら英語やろう!
最後に宣伝させてもらう。プログラマーであり英語学習者の私が語学学習アプリ作った。
英語で文章を書いて、それをAIにチェックしてもらえる「語学アプリ」だ。興味ある方は、こちらでチェックしてほしい。
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