今回は、英語で添削ができるサイト6つをまとめていきます。英語添削サイトは無料のものから有料のものまで非常に多く、イマイチ違いがわからないことが多いと思います。実際にサイトを利用し、特徴をまとめているので是非参考にしてみてください。
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Googleドキュメントは、Googleアカウントを持っているかたが無料で利用できるサービスで、本来は添削サイトではなく文書作成のツールです。しかし、文章の修正機能があり、無料の添削サービスと比較しても遜色がないです。
今回は、下記のような文章(修正箇所4つ)を用意し、それぞれのサイトでどのように添削してくれるのかを比較していきます。
Some people say that working as self-employed is better than working for a company, while others believed that working in an organization is better. In my opinion I think people has to choose to work for themselves rather than work for a company.
修正箇所は4つで本来は、
- believed → believe
- In my opinion → In my opinion, (カンマ)
- has → have
- rather than work → rather than working
となります。
では、Googleドキュメントでの、添削をみてみましょう。
- believed → believe
- In my opinion → In my opinion, (カンマ)
- has → have
- rather than work → rather than working
このように全ての箇所を完璧に修正してくれています。無料の添削では、精度は最も高いサービスの1つで、英文でのエッセイを書くかたなどにとっては強い味方になるでしょう。ただし、より良い文章や表現の提案などはないので、ミスのチェックのみしたい場合には有効でしょう。
メリット
精度が非常に高い。完全に無料で利用できる。
デメリット
違う単語、表現の提案などはない
Gingerは無料で文法ミス、スペルミスをチェックしてくれる英文添削サイトです。文法、スペルのミスだけでなく、それぞれのセンテンスを違う単語、構文を使った言い換えも提案してくれるので非常に優秀です。英語のメールをチェックしたい場合はもちろん、英語でエッセイを書くかたにとっても、自分でよく使ってしまう表現を避けることができるので非常に役に立ちます。また、Gingerは特に登録の必要や、Chromeの拡張機能としてインストールする必要もなく、煩わしさなしで利用できるもの魅力のひとつです。
こちらも先ほどの英文を入れてみると、修正箇所はこのようになりました。
- In my opinion → In my opinion, (カンマ)
- has → have
- rather than work → rather than working
時制の一致以外(believed → believe) は全て修正されています。またGingerの場合は、それぞれのセンテンスでこのように提案があります。(In my opinion, 以下の文に対して)
- I believe that people should choose to work for themselves instead of working in the company.
- In my view, people should choose to work for themselves rather than work in the company.
実際には他に4つ計6つの提案がありました。全てが使えるわけではありませんが、他の言い回しも参考にしたい場合にもある程度は有効でしょう。
他にも例えば、
I think it is important to tackle environmental issues such as global warming and so on.
このように特に文法ミスのない英文をGingerに入れてみると、
- I think it’s important to address environmental issues like global warming, et cetera.
- I think it’s important that we deal with environmental issues like global warming and so forth.
- I think it’s important to address environmental issues like climate change and so on….
このように実際にはこの他3つ、計6つのパターン提案してくれます。この場合、文法のミス自体はないですが、言い換える場合どのような単語や表現があるのかを6パターンで紹介してくれます。
今回は「tackle → address, deal with (取り組む)」と、動詞の言い換えを提案してくれています。
メリット
登録なしですぐに使用できる。添削の精度が高く、言い換えも提案してくれる
デメリット
一部機能が有料(読み上げなど)。提案してくれる例文は完璧ではない場合もある。
https://www.gingersoftware.com/
Grammarlyは、英語のエッセイやメールなど幅広い用途に使うことができる無料の添削サイトです。パソコンで使う場合には、Chromeの拡張機能で使うことができ、毎回サイトに行く必要などなく使用することができます。Grammarlyの添削は用途が広く、修正、提案など精度が高く、普段から仕事で英文のメールを書かなければならないかた、英文でのエッセイを書かなければならないかたにとっては非常に便利なサイトです。また、無料では、文法、スペルチェックのみになりますが、有料版に登録するとより良い表現の提案などの機能もあります。
同様に例文を添削してもらうと、
- a organization →an organization
- opinion → opinion, (カンマ)
- company → a company
とほぼ完璧に文法ミスを訂正してくれますが、believed → believeに関してはスルーでした。
高い精度での、訂正をしてくれますが、全て完璧に修正してくれるわけではないので注意しましょう。Gingerとは全く同じ結果なので使い勝手のよさでどちらを使うか決めてみるとよいでしょう。
メリット
Chromeの拡張機能に入れると、メールやGoogleドキュメントを作成しながら添削ができる。視覚的にわかりやすい
デメリット
登録がやや面倒(英語でわかりにくい)。一部有料の機能があり広告がやや多い。
gramaraは1日1,000語までは無料で、文法、スペルミスのチェック加えて、ナチュラルな英文への提案もしてくれるサイトです。比較的新しいサイトで、GingerやGrammarlyほど認知はされていないようですが、使いやすいサイトです。Googleアカウントからのログイン、またはアカウント登録が必要ですが、非常に精度が高いものを提供してくれます。
同様に先ほどの英文を入れてみると、
- believed → believe
- In my opinion → I think ~
- has → have
- rather than work → rather than working
と修正が必要な箇所は全て修正してくれました。また、異なる表現での提案もこのようにしてくれました。(In my opinion~)
- I think people should choose to work for themselves rather than work for a company.
- I think people should choose to work for themselves rather than work for their employer.
実際にはあと2つ提案してくれていますが、Gingerで得られる提案の文よりもナチュラルな印象です。1日1,000語までの上限がなければ、1番おすすめができるサイトです。ちなみに、例文の文章で、87wordなので、この分量であれば、10回程度は利用ができます。まずは、他のサイトで修正してから、他の表現を知りたい場合にそこだけ利用するなど、うまく併用すると問題は解消できそうです。
メリット
正確な文法、スペルチェックをしてくれる。英文の提案もより自然なものが多い。
デメリット
1日の上限が1,000単語のため、大量に確認したい場合には不向き。
フレーズフレーズミーは、英文法の問題や、英作文の添削をできるサイトになります。基本的に、1日に5回まで、英作文の課題を受けることができ、添削もしてくれます。こちらで書いた英文を自由に添削してもらえるチェックツールではなく、フレーズフレーズミーの演習を通して英作文を添削してくれるサービスです。したがって英作文を基礎から学びたい人、簡単な英文を添削してほしい方にはオススメです。
例えば、『「最近、私はジョギングを日課にしています。」を書いてみましょう。』など、簡単なお題が出され、実際に書いてものをすぐに添削してくれます。また1から全て考えるのではなく、最近はlatelyが使えます。「ジョギング」はjogという動詞がいいでしょう。などヒントもくれるため、初心者の方には非常にやりやすい内容になっています。
メリット
内容が優しく、初心者でもとっつきやすい。添削だけでなく、英文法の知識も学ぶことができる。
デメリット
自分が書いた作文や、メールなどの添削はできない。添削にかかる時間がやや長く、添削できないケースもある。
Lang Journalは添削機能がついた日記サービスです。サービスのコンセプトが「日記習慣で語学を身につけよう」となっており、日記を書くのに便利な機能がたくさんついております。添削AIも3つ導入されているので色々な角度から添削されます。全て無料でできます。
書いた文章をサクッと添削したい人には向かないサービスかもしれませんが、継続的に日記を書き、語学力を上げたい人にはうってつけのサービスです。
メリット
添削AIが3つあるので精度が高い。スマホアプリもWEBサイトもあるので、使い分けができる。
デメリット
日記に特化しているので、メールのチェックなどには向かない
英語添削サイトの制度は非常に高く、上で挙げた6つのサイトは全て無料で利用が可能です。しかし、もちろん完璧なものではないので、完全に頼りすぎる、信頼しすぎないように注意しましょう。あくまで、補助ツールとしての認識で利用できるといいですね。
LangJournalは、英語や韓国語日記をAIで添削ができるアプリです。このブログの管理人が開発/運営しています。興味がある人は下記リンクからダウンロードして試してみてください!