英語日記体験談:英語日記を1年続けた効果と勉強法

英語で日記を書く具体的な効果は?

こんにちは。ライターのkoheiです。私は、大学2年生から大学3年生の間の1年間、そして、カナダに就労していた(2017年〜2018年)間にほぼ毎日英語で日記を書き続けました。その結果、大学2年当時650点程度であったTOEICのスコアは、3年時には860まで、その後カナダでの就労が終わってからは、955点までスコアを伸ばすことができました。

もちろんこれだけが自分の英語力の向上を助けた訳ではありませんが、英語で日記を書く練習はこの英語力向上に大きな貢献をしてくれたのは間違いありません。今回は、より具体的にどのような効果があり、どのように英語で日記を書いていたのか説明をしていきます。

英語日記を始めたきっかけ

私が英語で日記を書き始めたのは大学2年の時です。きっかけは当時大学で英語のライティングの講義をとっていたものの全く書くことができず、当時の講師(イギリス人)の方が「まずは簡単な日記を書く方法が良い」と講義で紹介していたのをきっかけに始めました。

また、カナダ在住時は、当時スピーキング力を伸ばすいい方法はないかと、模索していたところ、HapaEikaiwaのJunさんが英語日記の有効性を説明するビデオを見て再スタートすることを決めました。(参考URL https://www.youtube.com/watch?v=VySCeL63SeU)このように、日記はネイティブスピーカーからも推奨されている方法であり、英語力を伸ばしたいが何をしたらいいかわからないという方には、是非推奨したい方法です。

ここからは具体的な勉強法に関して順を追って説明していきます。

情報収集

まず大切なのが、どのように日記を書けばいいのか情報を集めることです。おそらくなんのノウハウもなく、いきなりよし日記を書こうと初めても、長くは続かないでしょう。まずは、どのように日記を書くべきなのかをネット、または書籍などでリサーチしてみましょう。

今は、ネットでも書籍でも、日記に関する紹介は数多くされています。自分にあった方法はなんなのかをある程度見てみるといいでしょう。

実際に英語日記をかく

ある程度、イメージが持てたら、次に実際に書き始めます。まずは、短い文でOKです。英語でのライティングは非常に難しく、最初からたくさん文章を書こうとしても、おそらく挫折してしまうでしょう。まずは簡単な、内容を簡単な文章で書くことを意識しましょう。例えば

Today, I went to a shopping mall with my friend.(今日は友達とショッピングモールに行きました)

After spending two hours there, we had dinner at a Chinese restaurant close to the mall.(2時間そこで過ごした後、モールの近くにあるレストランで中華料理を食べました)

I didn’t buy anything, but it was fun.(私は何も買わなかったけど、楽しかった)

いかがでしょうか?簡単な文章ですが、皆さんはパット英語に直すことができそうでしょうか?このようにまずは、簡単な文章を最低3つ以上書くことをノルマにしてみるといいでしょう。

このとき、意識してほしいのは、まず1日を振り返って何をしたのかを日本語にしてみましょう。今回は「友達とショッピングモールに行った」ですね。次に、その行為に関する感想、詳細を述べる、そして1日のまとめといった流れを意識してみましょう。

ある程度この3文の流れが決まれば、時間を書けずに続けていくことができるでしょう。

慣れてきた場合

簡単な文章に慣れてきたら、次のステップに行きましょう。私の場合は事前にアウトプットして学んだ内容を日記に取り込むようにしていました。特に、Hapa EikaiwaのPod castなどを参考にしていました。

Podcastで学んだフレーズを意図的に日記に取り入れることで、自然な英会話のフレーズを身につけることができました。あるいはアカデミックな表現を身につけていきたい場合は、BBCのニュースなどを事前に読み、インプットした表現などを使うこともしていました。アカデミックな表現は単に日記の内容では書きにくいです。日常の表現に慣れてきた場合、具体的なテーマを決めてそれに関して簡単に意見を書いてみるのもいい練習になるでしょう。

書いた後は復習

日記を書いて後に音読をすると効果が倍増します。書いた英文を最低5~10ずつぐらいは音読をするようにしましょう。自分で書いた英文を音読することによって、使えるフレーズとして定着します。

また、この時発音が曖昧なものがあれば、調べて正しい発音で発音できるようにしていきましょう。意味はわかるけど、発音がわからないとスピーキングでは使うことができません。これは非常に勿体無いので、必ず正しい発音を意識して音読するようにしましょう。

また、書いた英文は必ず復習するようにしましょう。例えば、音読は必ず前日の分も一緒にやる。または、一週間書いたら、一週間分をまとめて音読して練習をする。など、繰り返し練習することで効果が増します。

実際に効果は?

冒頭で、TOEICのスコア例にあげましたが、英語で日記を書くことは、英語力そのものを向上させることにつながり、以下のような効果が期待できるでしょう。

スピーキング力

英語で日記を書くという作業はまず、スピーキング力に直結します。これは日記で英語を書くとう作業が、スピーキングで行う作業を全く同じだからです。

皆さんは、「英語でこれなんていうのだろう?」と思い、後で調べてみると「なんだこんな簡単に表現できたのか。」という経験はありませんか?これがスピーキングのポイントで、スピーキングではまず、簡単な表現でわかりやすく伝えてあげるということが何より大切になります。おそらく日本で英語学習をされた方のほとんどは、会話に必要な最低限の単語力、文法力を持っているはずです。

しかし、会話になると急に、出てこなくなってしまうのは、伝えるという頻度が圧倒的に少ないからです。これを1人で練習できるのが、日記です。日記で、今日あった出来事を簡単に伝えるというのは、スピーキングで相手に伝えるのを同じです。日記で書いたフレーズは自分のスピーキングとして使えるフレーズとして残り、スピーキング力も間違いなく向上していくでしょう。

単語力

次に単語力ですが、これも日記学習をすることでかなり力がつきます。英文を書く際は、まずは簡単な英文を書くはずです。それでも「これはどう表現したらいいのだろう?」とぶつかることがあるでしょう。

例えば、先ほどの例では、shopping mall「ショッピングモール」など意外と出てこないのではないでしょうか?このように、日記を書くことによって着実に使える単語は増えていきます。

また、日記を書き進めいてくと、自分がよく使う単語、よく使う構文に気づくでしょう。例えば、it is very important 〜などよく使ってしまうなど。この気づきもまた、単語力向上に必須です。なぜなら、よく使う単語、構文をリフレーズすることによってさらなる、単語力の向上につながるからです。例えば、importantであれば、significant, vital, essential, crucial など似たような意味の形容詞がいくつかあります。

このように自分のよく使うフレーズを違う単語や構文に置き換えていくことで格段に単語力が身についていくでしょう。また、置き換える際にそれぞれのニュアンスの違いも抑えると知識が定着していきます。

文法力

次に文法力ですが、これも言うまでもなく身につくでしょう。自分の文法が正しいのかどうかは、実際にアウトプットして確認していくのが最も効果的です。スピーキングとの違いは、日記では、調べながら正しい文法でアウトプットすることが可能です。なので、日記でアウトプットになれると、スピーキングでのグラマーミスが格段に減るでしょう。

スペル

英語で日記をつけるとつく力の1つが、スペリングです。今は、デジタル化が進み、スペルを覚える機会がないのではないでしょうか?また、日本で主要な英語の試験であるTOEICでも単語を書くということはなく、人によってはあまり必要性がないかもしれません。

ただ、もちろん正しいスペルがかけて越したことはありません。何より、英検や、IELTS、TOEFLなどではライティングの試験があり、スペルの定着は大きなメリットになります。

発音

英語日記で発音が向上?と思う方もいるかもしれません。しかし、前述したように、英語日記は音読を取り入れることで発音の向上にも役に立つでしょう。実際に私は、日記を書き、音読をすることをセットで行なった結果、発音の理解が非常にクリアになりました。

これは、うまく発音できない単語があればその都度、必ず辞書で、発音記号を確認し、実際の音声を聞いていたからです。このように、英語日記は単にライティング力だけではなく、練習の仕方によっては発音を向上させることも可能です。

まとめ

以上が、私が英語日記で勉強した方法と経験です。ぜひ参考にしてみてください!