「英会話を学ぶ旅」運営者こたつさんに聞く!英語学習法とカナダでの生活

どうも、LangJournalブログ管理人のだいやんです。

この記事は「英語の勉強について発信されている人の中で、私が気になる人に話を聞く」という企画です。今回は「英会話を学ぶ旅」というブログを運営しているこたつさんにインタビューをしました。

こたつさんにお話を聞きたかった理由が「30歳から英語学習を始めた男性」、「現在カナダのバンクーバーで留学をしている」、「英語勉強方法のブログを運営している」と私と共通点が非常に多かったためです。

インタビュー開始

こたつさん

だいやん:初めまして。こたつさん。本日はよろしくお願いします。

こたつ:よろしくお願いします。

だいやん:早速なのですが、英語学習を始めた時の語学力はどのくらいでしたか?

こたつ:英語学習を始めたのがちょうど30歳の時なのですが、その時は完全に0ですね。卒業してから全く英語に触れてこなかったので中学英語も忘れてしまっているレベルでした。

だいやん:学習を始めたきっかけは?

こたつ:単純なんですが失恋した時に、「このままの自分じゃダメだな、自分に誇れるものが何もないな」と思って、「自分を変えたい!」と思ったのがきっかけです。その時、たまたまYouTubeで好きな芸能人やアーティストが英語を喋っている姿を見て、かっこいいな、自分も英語を話せたらいいなって思って英語学習することを決めました。

だいやん:そこからどのような経緯でカナダへ留学するまでになったのですか?

こたつ:最初英語学習はただの趣味だったんですけど、英語の楽しさにはまって、2年ぐらい経って漠然と海外に住んでみたいなって思い始めたんですよね。当時サラリーマンとして働いていて、管理職になって、もちろんやりがいもあったけど、しんどいこともたくさんありました。「この働き方で自分は幸せなのかな」と悩んだりしていました。ちょうど英語力も伸びてきている頃で、何か英語を使って自由に生きていけたらいいなって思って会社を辞めて留学する決意をしました。

だいやん:日本で英語が使える職場で働こうという考えはなかったのですか?

こたつ:なかったですね。どちらかというと海外に住んでみたいっていう気持ちが強かったです。

だいやん:留学ということに躊躇などはなかったのですか?

こたつ:はい。怖かったです。でも、後で後悔するのが怖かったっていうか。あのときこうすればなとか思いたくなかったから。うん、それが一番大きかったですね。

英語勉強方法

だいやん:2〜3年ほどで英語力が伸びたとのことですが、当時はどのくらい勉強をしていましたか?

こたつ:朝6時くらいに家を出て、電車で単語を覚えて、そのまま会社の近くのカフェで勉強をしてました。仕事終わりもカフェに寄って勉強して、帰りの電車で単語の勉強をして、家に帰ってからオンライン英会話をやってという感じでした。仕事以外の空いている時間はほとんど英語の勉強をしていました。

だいやん:すごいですね。時間でいうとどのくらいですか?

こたつ:平日は3〜4時間ぐらい。休日もスタバとかに行って1日やってましたね。

だいやん:休日は8時間くらいですか?

こたつ:はい。そのくらいです。

だいやん:具体的な勉強方法を教えてください。

こたつ:最初の1年くらいは基礎(文法や単語など)を中心に勉強して独り言やオンライン英会話でアウトプットしていました。それ以降は、新しい単語を覚える。英語日記を書く。そして、オンライン英会話で添削をしてもらうという流れでした。

だいやん:このブログは英語日記の効果を伝えるブログのため、少し深掘らせてください。どのように英語日記を書いていましたか?

こたつ:移動中は単語の学習を中心にしていたのですが、そこで覚えた単語の中で使ってみたいものを日記に入れるようにしていました。

だいやん:1日10個入れる、みたいな目標などありました?

こたつ:いや、特にないですね。この単語を使えたらかっこいいな!というものを選んで書いていました。

だいやん:1日記にかける時間はどのくらいでしたか?

こたつ:15〜20分くらいです。ノートに1ページの半分くらいを毎日書いていました。その後、パソコンに打ち直してオンライン英会話の先生に送って、レッスン中に添削してもらっていました。私はCamblyというオンライン英会話サービスを使っていたのですが、仲良くなった先生は授業の前にチェックしてくれました。

だいやん:オンライン英会話はどのようなことを話していたのですか?

こたつ:最初は添削してもらい、その後は日記の内容を深掘りしながら会話していました。そういうことをやってくれる先生を選んで受講していました。

だいやん:どのくらいの期間やっていました?

こたつ:英語日記は6ヶ月ほど毎日やっていました。その後は日記を書きたい気分のときに。

だいやん:単語学習、英語日記、オンライン英会話を組み合わせてやっていたのですね。勉強方法はどうやって考えたのですか?

こたつ:色々なYouTubeや記事を見て。僕は外交的ではないので、1人でできるものの方がいいなと思って選びました。英語日記は、新井リオさんの「英語日記Boy」という本を読んで知りました。

だいやん:特に語学学校とか行かずにって感じですか?

こたつ:行ってないです。

だいやん:その勉強は役に立ちましたか?

こたつ:はい。今でも当時英語日記で書いた表現を使っています。

だいやん:どのくらいから英語力がついてきたと感じましたか?

こたつ:2〜3年ぐらいですね。海外にいってもある程度やっていける自信がついて留学を決意しました。

学校

だいやん:現在カナダで何を勉強しているのですか?

こたつ:デジタルマーケティングです。2年半のプログラムで今ちょうど1年経ちました。

だいやん:英語で授業を受けられているとのことですが、内容は理解できますか?

こたつ:最初は本当にできなかったですね。先生が冗談を言ってもなんで笑ってるのかわからなかったりとか。授業は6割くらいしか理解できませんでした。日本にいる時はスピーキングを中心に学習していたので、リスニングですごく苦労してしまいました。そのため、カナダに来てからはリスニングを中心に勉強しています。

だいやん:どのように勉強しているのですか?

こたつ:イマージョン学習と呼ばれるらしいのですが、とにかく英語を聞く時間を増やすことです。毎日たくさん英語を聞いて、知らなかった単語をメモしたり、聞き取れない部分を分析したりしています。

だいやん:今は授業についていけますか?

こたつ:はい。当時よりはリスニング力が上がったと思います。今は8割ほど聞き取れるようになりました。それでも、ジョークの言い合いとかがわからなかったりとかはあります。

だいやん:学校ではどのような人たちと勉強しているのですか?

こたつ:私が参加しているプログラムはネイティブはほとんどいなくて、留学生が多いです。ただ南米の子とかは英語がすごく上手いです。それにはちょっと圧倒されました。

仕事探し

だいやん:現在、どのような生活をされているのですか?

こたつ:最近カフェの仕事が決まりました。朝からカフェで仕事をして、夕方から夜まで学校という生活です。

だいやん:カフェでの仕事をとるのは大変でしたか?

こたつ:すごく大変でした。とにかくレジュメをたくさん配ったんですが、それでも全然仕事が決まらなくて。元々私はカフェなどでの飲食店経験がなかったので、それだけで断られることもたくさんありました。何回もレジュメの内容を見直して、配って。それを繰り返しているうちに、なんとか見つかりました。

だいやん:金銭的にはどうしているのですか?

こたつ:仕事が決まるまでかなり時間がかかってしまったこともあり、貯金を切り崩しながら、工夫しながらの生活です。

だいやん:現地で辛かったことはありますか?

こたつ:今はカフェの仕事をしているのですが、その前に実は1個やってた仕事があるんですけど、あまりに英語が聞き取れないため、3日目でクビになってしまって。苦労してゲットした仕事をすぐに失ってしんどかったですね。他にもグループでの会話になかなか入れなかったり、なかなか思うように英語力が伸びなかったりとか。そういう精神的にしんどい時もたくさんあるのですが、それも含めていい経験なのかなと思っています。

だいやん:よかったことは?

こたつ:いろんな国の人と友達になれたことです。どうしても30代になると、コミュニティが決まってしまいがちだと思うんですけど、そこを一旦抜けて、また新しい人たちと出会えて良かったなって思います。

だいやん:学校にはいろんな国の人たち、年代も幅広いのですか?

こたつ:そうですね。10代の子もいれば、40代の人もいるって感じですね。いろんな国の人がいます。南米だったり、アジアだったり。

ブログ

だいやん:ブログを始めたきっかけはなんですか?

こたつ:会社を辞めて海外留学しようと決めた頃に、内向的でマイペースな自分にもできることは何かを考えました。英語だけを学ぶ語学留学をするつもりはなかったので、英語とは別のスキルが必要だと思いました。ブログやWEBライティングはコツコツ取り組むタイプの自分に合っていると思うし、マーケティングの知識も身につくと思ったので。「30歳からの英語学習の経験をブログに書けば興味を持ってくれる人もいるかも!」と思ってブログを立ち上げました。

だいやん:ブログをやってよかったことはありますか?

こたつ:さっきの話と繋がるんですけど、まず一つは、今デジタルマーケティングを学んでいるので、マーケティングの基礎に触れることができて良かったです。全く知識がない状態でカナダでデジタルマーケティングを英語で学ぶとなると、もっと苦労していたと思うので。触りだけでもSEOなどの知識があってよかったなと思います。あとはマーケティングの仕事を探すときに、ポートフォリオになる点ですね。

だいやん:ブログやっていて大変だったことはありますか?

こたつ:だいやんさんもブログを書いているから、共感してもらえると思うんですけど、どれだけ一生懸命時間をかけて書いても、読まれないことがあるのが辛いですね。すごいいい記事が書けたなって思っても、全然検索順位が上がらず、結果アクセスが0。みたいなこともあるので。

だいやん:めちゃくちゃわかります。

こたつ:今は何個か上位にあがっている記事もあるんですけど、結果が出るまでにすごい時間かかりますよね。

だいやん:ブログとはどのように向き合っているのですか?

こたつ:時期により変わりますね。ブログにコミットする時と、離れている時があります。今はまとまった時間が取れなくて、少し離れてしまっていますね。でもブログを書くこと自体は好きなのでまた力を入れていきたいな、とは思っています。

だいやん:こたつさんはかなり内容も量もある記事を書かれていますが、どのくらいの時間をかけているのですか?

こたつ:記事によるのですが、長いものだと1記事に15〜20時間ですね。キーワードを決めて、競合記事の分析をしたり、SEOを意識してやっています。

英語学習のモチベーション

だいやん:英語学習を始めたもののモチベーションが続かない人が多いと思うのですが、こたつさんはなぜそんなに勉強を継続できたのですか?

こたつ:やっぱり単純に楽しいって思えたからですね。英語を始めてからできた友達がたくさんいます。英語はコミュニケーションツールだから、もし始めてなかったらそういう人たちと出会えなかったって考えると、やってよかったですね。そういう人と繋がってる楽しさみたいなものが、自分の中のモチベーションだったと思います。

だいやん:日本にいるときはどうやって友達を作ったのですか?

こたつ:オンライン英会話の先生だった人と仲良くなって、直接会ったりしているうちに友達になりました。

だいやん:英語が嫌になってやめたくなったりはなかったですか?また、順調に語学力がついてきました?

こたつ:やめたくはならなかったですが、順調ではなかったですね。今はある程度の内容なら、アウトプットできるんですけど、思ったことが言えない時期も長いことあったので、その時は辛かったです。勉強しているのに何も変わらない自分にもどかしさを感じていました。それでも英語がうまくなりたい気持ちが強かったから頑張れたんじゃないかなって思います。

今後の生活

だいやん:今後どのような生活をしていきたいですか?

こたつ:今の学校のプログラムで半年後にインターンが始まります。まずはそこで実践的なデジタルマーケティングの知識をつけたいです。将来的にはデジタルマーケティングの知識を使ってフリーランスとして働きたいです。カナダではいろんな新しい挑戦をして、いろんな人と関わりながら英語力も高めていきたいですね。

まとめ

こたつさんは日本にいる時から本気で英語に取り組んでおり、その時のお話が特に印象的でした。やはり、熱意さえあれば、いつからでもどこにいても英語は上達するのですね。

そんなこたつさんは英語学習方法についてのブログを運用をされています。一番読んでもらいたい記事は下記のようです。興味ある方はぜひ、チェックしてみてください!

30代からの英語は遅くない!人生を変える、英語力ゼロからの勉強法

参考 30代からの英語は遅くない!人生を変える、英語力ゼロからの勉強法英会話を学ぶ旅