英語日記の効果的な書き方は?効果が見込めない特徴も紹介

「英語日記を続けているけれど効果が現れない」

「効果的な英語日記の書き方を知りたい!」

このような方に向けて、今回は英語日記の効果的な書き方と効果が見込めない特徴をご紹介します。

既に英語日記を始めている方も、これから始めようとしている方も、ぜひ参考にしてみてください!

効果が得られない英語日記の特徴

まずは、効果が得られない英語日記の特徴から見ていきましょう。

「英語日記を続けているのに効果が出ていない」という方は、次の2つの理由に当てはまると考えられます。

  • 知っている範囲の表現や文法で書こうとしている
  • 書いた日記をそのままにしている

それでは1つずつ解説していきます。

知っている範囲の表現や文法で書こうとする

英作文をするときに、自分が知っている範囲の表現や文法を使って書くことは非常に重要です。

例えば、「今年中に-5kgのダイエットを成功させるため、食事をオートミールに変えた」という文章を書きたいと想定します。

そこで「-5kgのダイエット」や「オートミールに変えた」という直接的な単語や表現が分からない場合、多くの方は「ダイエット」と「オートミールを食べることに決めた」のような表現に変更するのではないでしょうか?

もちろんニュアンスは変えずに言い方を変えるテクニックは大切ですが、それでは新しい単語や表現を習得することが難しくなってしまいます。

あくまで英語日記はアウトプット、つまり練習の場です。

知っている範囲の表現や文法のみで書こうとせず、辞書で調べながら新しい単語や表現を積極的に学習していきましょう。

英語日記でこれまで知らなかった単語に出会い、また英語日記でアウトプットする。

これらの繰り返しで単語や表現を習得できます。

書いた日記をそのままにしておく

日記を書いた後にそのまま放置しておくことも、英語力向上に効果が得られない特徴の1つです。

書くことで自分が知っている単語や知らない表現を把握し、自分の現在地を確かめる良い機会にはなります。

しかし間違った箇所を訂正しなければ、誤ったまま覚えてしまう可能性があります。

綴りの間違いに気がつかなかったり、もっとネイティブらしい表現があるにも関わらず知らずにいたり。

英語日記を書くだけでは、大きな効果を得ることが難しいのは事実です。

もう一歩上の段階にステージアップするためには、書いた日記を添削してもらいましょう。

間違った部分を訂正してもらったり、ネイティブが使う表現を教えてもらったりすることができます。

「日記を書く→添削を受ける」の一連を習慣化させましょう。

効果的な英語日記の書き方

続いては、効果的な英語日記の書き方を解説していきます。

英語日記の書き方が分からない方や、既に取り組んでいるけれど効果を感じられていないという方は次の3つのステップで日記を書いてみましょう。

  1. 書きたい文章をまずは日本語で書く
  2. 日本語で書いた文章を英語に直す
  3. 添削してもらう

いきなり英語で日記を書き始める方もいますが、その方法はあまりおすすめしません。

なぜなら、「書ける」単語や表現にとどまってしまうからです。

どうしても知っている単語や文法で書くことになるため、単語力をつけることが難しくなってしまいます。

いきなり英語で書き始めようとせずに、次のステップで進めてみてください。

①書きたい文章をまずは日本語で書く

まずは、英語日記に書き記したい内容を日本語で書きます。

このときのポイントは、英語で書けるかどうかを考えないこと。

「英語で書ける」内容ではなく「英語で書きたい」内容を意識しましょう。

とは言え、環境問題や政治的内容といった、単語だけでなく内容の難易度が高いものは避けるほうが無難です。

その日の出来事や天気を2~3行で書くことをおすすめします。

あまり長すぎると負担が大きくなり、毎日継続させることが難しくなってしまいます。

②日本語で書いた文章を英語に直す

次は、先ほど日本語で書いた文章を英語に直して書きます。

自力で英語に直してみて、分からない単語や表現があれば辞書を活用しましょう。

最初からすべて辞書に任せることはおすすめしません。

「英語だとどういう表現が良いかな?」とまずは自分の頭で考えてみます。

この段階では間違っていても構いません。

まずは「自分で考える」という作業が重要なので、思った通りに書いてみましょう。

③添削してもらう

最後は、書いた文章を添削してもらいます。

  • 英語ネイティブの知り合い
  • 言語交換アプリ
  • 添削サービス・アプリ

近くに英語ネイティブの知り合いがいる方でお願いできそうなら、頼んでみても良いかもしれません。

しかし多くの方は頼めるネイティブがいない状況だと思います。

そんなときは、言語交換アプリや添削サービス・アプリを活用することをおすすめします。

間違いをそのまま放置せず、正しい英語を覚えましょう。

英語日記で英語力を上げるポイント

次は、英語日記で英語力を上げるポイントをご紹介します。

上で解説した効果的な英語日記の書き方に加え、以下の3つのポイントを意識してみましょう。

  • 毎日続ける
  • 書いた日記を声に出して読む
  • 慣れてきたら少しずつ書く量を増やす

毎日続ける

英語を学習する上で重要なことの1つは、「毎日継続すること」です。

学生時代に英語の勉強をしたのに、今は簡単な単語すら忘れてしまっているという方はいませんか?

実際英語だけでなく、「文字を書く習慣が減ったため漢字が出てこない」という経験をした方も多くいるはずです。

どれほど勉強しても、やはり継続しなければ簡単に忘れてしまいます。

毎日2~3行で構いません。無理なく続けられる量で、習慣化していきましょう!

書いた日記を声に出して読む

添削してもらった日記は、「声に出して読む」ようにしましょう。

書くだけでなく声に出すことで、「音」でも記憶できます。

また、いざ音読すると発音や読み方が分からないことに気付くこともあります。

1つひとつの読み方が分かったとしても、英語特有の音声変化が苦手という方も多いでしょう。

英語日記を書いて終わるのではなく、声に出して読む練習を取り入れることで更なる英語力向上が期待できます。

慣れてきたら少しずつ書く量を増やす

最後のポイントは、「英語日記に慣れてきたら少しずつ書く量を増やす」ことです。

最初は学習を無理なく継続させる観点から2~3行で構いませんが、4行、5行…と無理のない程度に増やしていくと良いでしょう。

週末だけ、もしくは月に1度だけ長めの文章を書く、といった工夫をするのもおすすめです!

書く量を増やすことで、確実にライティングスキルが磨かれます。

またこのような習慣をつけておくと、英語の資格試験でのライティングセクションで苦手意識を持つことがなくなります。

英語日記を毎日継続して英語力を向上させよう!

今回は、効果が得られない英語日記の特徴と、効果的な英語日記の書き方をご紹介しました。

せっかく英語で日記を書いていても、間違ったやり方で進めていたり書いたまま放置していたりすると効果が現れにくくなります。

  1. 書きたい文章をまずは日本語で書く
  2. 日本語で書いた文章を英語に直す
  3. 添削してもらう

上でご紹介した正しいやり方で、継続することが重要!

とは言っても、毎日続けることは簡単なことではありませんよね。

そこで次回は、英語日記を続けられない方に向けて「モチベーションを保つコツ」を解説します。

モチベーションの保ち方や英語日記のお題の例を知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください!

英語日記を続けられない?モチベーションを保つ5つのコツ!