英語日記をシェアしよう:仲間と楽しむ英語力アップの方法

英語日記をはじめる

英語日記は、英語の効果的な学習方法として、長年にわたり多くの人に親しまれています。実際に私も、大学一年生の頃に約一年間、授業の課題として英語日記をつけていました。日記をつけてから数カ月で自分の英語力が向上していることが実感でき、本当に効果的な英語学習方法だったなと感じています。

もともと英語好きかつ文章を書くのが好きなタイプの人間だったので、比較的楽しんで英語日記を継続できましたが、やはり大変に思うこともありました。それを乗りこえることができた理由の一つが、仲間の存在でした。「日記は一人でつけるものではないの?」「仲間の存在って、どういうこと?」と疑問に思う方もいるかもしれません。そこで今回は、実体験を交えながら「誰かと一緒に英語日記を継続することの大切さ」についてお話ししていきたいと思います。

英語日記の仲間を作る

私が英語日記をつけていた最初の半年間は、仲間と並走する形で実施していました。それぞれ英語で日記をつけてきて、毎週の授業でそれを交換してお互いの日記を読み合う、というやり方でした。

この方法の良いところは、同じ課題に取り組む仲間が同時期に存在する点です。例えば、壁にぶつかった時、同じ悩みを共有できる仲間がいることはとても心強いです。「英語日記がなかなか続かない」「ネタが尽きてきてしまった」「自分の書きたいことのうまい言い回しが見つからない」などといった、誰しもに共通しそうな話題を実際に口に出して共有できるのは自分の心にとって良かったと思います。「悩んでいるのは自分だけではない」「他のみんなも悩みながら頑張っている」という事実を実際に体験しながら取り組むのと、そういう人もいるんだろうなと想像しながら取り組むのでは、メンタル面で大きな差が生まれます。前者の方が、はるかに心が軽くなりモチベーション維持に役立ちます。また、お互いに愚痴を言い合ってガス抜きすることも、何かを継続するのには大切ですよね。

英語日記をつけている仲間がいると、お互いにアドバイスし合えるという点でも大きなメリットがあります。同じような悩みを抱えていれば、その解消方法をすでに知っている人がいたり、一緒に模索したりできます。実際に、ネタ切れを感じていた際にクラスメートがアイデアをくれたり、うまい表現が見つからないときに、参考になるサイトを教えてくれたりした経験があります。また、直接会話することだけではなく、仲間の英語日記を読んで、自分では思いつかなかった表現や切り口をたくさん学ぶこともできました。ともに成長することができるのは、とても大きなメリットだったと思います。

このように、英語日記を実践する上で、並走してくれる仲間の存在は非常に重要だと思います。

英語日記を誰かと一緒に

英語日記の後半となる半年間は最初の半年とは異なり、いわゆる交換日記のような形で私は実施しました。これは、当時の授業を受け持つ先生のアイデアだったのですが、クラスの中で二人組を作り、一週間ごとに日記ノートを交換するというものでした。この時に面白かったのは、自分のパートナーが誰だかわからないよう、それぞれがあだ名を使用していた点です。なので、名前など自分を確実に特定できるような情報を日記に書くことは避けなければなりませんでした。相手が誰だかを探偵気分で推理するのは、なかなかに楽しかったです。書き続けるうちに、だんだんと相手が誰だかみんな察してはいましたが、最後まできっちりルールを守り切って実施しました。

仲間とともに並走しながら実施する英語日記と、交換日記形式とでは感覚が全く異なり、英語日記を書く姿勢も変化しました。

一番大きな変化は、「読者がいる」という感覚です。それまでも、書き終わってからお互いの日記を読むことはしていたので読者はいたわけですが、交換日記形式だと自分の日記が相手にわたる形になるので、確実な読者がいる、という感覚が芽生えました。それまでは「書き続けること」に重点を置いた英語日記執筆でしたが、「読まれること」へと軸が変わっていきました。具体的には、文法や単語のつづりといった英語の基礎の部分を大事にしようという気持ちが強くなりました。また、語彙(ごい)や表現方法についても、相手に伝わりやすい単語や言い回しを意識することが増えました。

もう一つ大きな変化を挙げるとすれば、書く内容に困らなくなったことでしょう。それまではいわば「壁打ち」状態に近かった英語日記でしたが、交換日記形式は相手がいるため「ラリー」のような形で書き続けることができます。そうすると、自然と相手の日記への返信であったり、相手にきいてみたいことであったりといった話題が出てきました。相互にやり取りを続けることで、ネタ切れを起こすことが無くなり、楽しんで継続することができました。

これは既に半年間、それぞれが英語日記執筆してきた経験の積み重ねがあったからこそうまくいったのだと思います。仲間と並走しつつも、とにかく半年にわたって自分で日記を書き続けるというフェーズがあったからこそ、英語で日記を書くことに対してのハードルが下がっていました。なので、相手がいる状態で書くことが楽になったという側面があったと思います。そして反対に、英語日記に慣れてしまったから緩んでいた部分が、相手がいることで引き締まり、単語や文法、言い回しなど読者を意識した執筆ができるようになったと感じています。なので、この順番が個人的には正しいやり方だったと考えています。

英語日記仲間をどこで見つけるか

英語日記を誰かと執筆することは大切ですが、大きな問題が一つあります。それは、その仲間をどうやって探すのか、ということです。私の場合は幸運にも授業の一環として実施することができたので仲間を簡単に見つけられましたが、すべての人がその方法を実践できるわけではありません。

ネット社会である昨今、インターネットで仲間を探すのは一つの方法です。

例えば、SNSを日記代わりに利用して、多くの人と交流しながら継続している人も多く見かけます。実際に私もSNSを英語で文章を書く練習の場として活用しています。非常に手軽に始めることができますし、利用者が多いのはメリットです。けれども、日記専用のサービスというわけではないですし、文章を誰かが構成してくれるわけでも、確実にコメントがもらえるわけでもなく、使い方が無限大すぎて英語日記の執筆ツールとして使い続けられるかは、個人の裁量に大きく左右されてしまいます。

ランゲージエクスチェンジと呼ばれる、言語に特化した交流サービスも存在します。自分が学びたい言語と相手が教えられる言語でマッチングさせて、ともに言語を学び合うことができる、というものです。このサービスでは、両者が言語を学ぶ側と教える側の両方の役割を担うことで、フェアな立ち位置で言語習得を目指せますが、日記に特化しているサービスではなく、SNSと同じような使い方やチャット、通話がメインのツールなことが多いです。また、お互いに教えあうことが目的なので、同じ方向を向いて学び続けることができるわけではありません。

英語日記を「LangJournal」で

腰を据えて英語日記に取り組みたい人には、やはり日記をつけることに特化したサービスの利用をお勧めします。最近では日記をつけるアプリも増えていますし、学びたい言語で日記をつけられるサービスも増えてきています。専用のアプリやサービスでは、日記の執筆を継続しやすくなる機能が備わっていることが多いです。

例えば、言語学習に特化した日記アプリ「LangJournal」でも日記を書き続けられるような工夫がたくさん施されています。

日記をつけるだけではなく、アプリ上で仲間を見つけてチームを作り、チーム内で日記をシェアすることまでできます。チームの人数は最大で5人までと少人数なので、クローズドな形で交流することができます。私も実際に使用してみましたが、自分がシェアした日記にチーム内のメンバーから「チェック済み」のマークが付くと、ただの「壁打ち」ではなく誰かと並走できている感覚がして、心強く感じました。

また、このアプリではチーム内でチャットできる機能も付いていて、自分のシェアした日記へ感想をもらうこともできるので、仲間と交流しながら日記をつけられます。文字だけではなく、顔文字で反応することもできるのも、嬉しい機能ですね。日記のシェア方法は非常に簡単です。自分が書き終えた日記をチーム画面で選択するだけで、簡単にシェアすることができます。

また「LangJournal」の利用者は、言語学習を目的として日記をつけたい人ばかりです。なので、同じ方向を向いて同じ目的に向かって努力している人々を簡単に見つけることができます。私は人見知りなのですが、同じ方向を向いているというだけで仲間意識が芽生えて、交流しやすく感じました。同じ目的を持った人の日記を読めるのも大きなメリットです。

さらに「LangJournal」は使い方次第で、英語日記仲間との並走の場としても、交換日記の場としても利用が可能です。自分に合ったやり方で英語日記仲間を見つけて継続できます。

もちろん、「LangJournal」には日記の共有以外にも英語日記を継続しやすくなるたくさんの工夫がされています。ネタ切れに困った際にも利用できる「お題」の機能は、自分の書きやすいトピックスだけでなく英語のレベルにも合わせてチョイスできます。さらにリマインド機能や添削機能、AIツールも利用が可能です。私が個人的に面白いな、と思ったのはCEFR分析機能です。この機能では、語彙(ごい)や文法、文章の観点から、CEFRスケールに基づいてランク付けしてもらうことができます。これらの機能は、広告付きであれば無料で利用可能なので、ぜひ活用したいところです。

英語日記をシェアしてみよう

英語日記を継続することは、やはり大変なことです。そんなときに支えになるのが、仲間の存在です。特に、その仲間が同じ目的を持っていればなおのこと心強く感じるでしょう。いざ「英語日記をつけよう!」と決心しても、三日坊主で終わってしまってはもったいないです。日記執筆を継続させるためにも、ぜひ仲間を作って日記をシェアしてみることを考えてみてはいかがでしょうか。

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