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はじめまして、ライターのHiroと申します。私は現在、オーストラリアはメルボルンで生活をしています。海外での生活はだれもが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?私もそのうちの一人です。
しかし、ここで大きな壁が立ちふさがります。そう、言語の壁です。せっかく海外に来たのはいいけど、現地の人と話せなくては充実した経験は得られません。海外の生活以外にも、英語力が上達すれば将来の選択肢は確実に広がります。
というのも日本語を公用語としているのは日本だけですが、英語は54か国で公用語・準公用語とされているんです。世界は広いですね。といっても「じゃあ、どうしたら英語が上達するんだろう?」という疑問が浮かびます。今時、YouTubeやTikTokですさまじい数の勉強法が紹介されています。その中で、私は「英語日記」をおすすめします。
英語日記とは、その名の通り英語で日々あったこと感じたことを書いていくというものです。なぜおすすめするのかというと、ずばり「誰でも今すぐ始められるから」です。
今この記事を見ているあなた、今ペンとノートがありますか?いや、それすらもいりません。スマホやパソコンだけでいいんです。「わかったよ、すぐやるよ」という理解の早い方々、ありがとうございます。でも少し待ってください。日記を書くにあたっていくつかポイントがあります。「なんだ、ありきたなことしか言わないじゃん」と思っている方々、もう少しお時間をください。きっと新しい気づきがあるはずです。
私はオーストラリア来る前に英語日記を始め、様々な試行錯誤を繰り返してきました。私は今では楽しいオーストラリア生活を楽しんでいますが、それもこの英語日記から始まったといっても過言ではありません。記事の後半で現在の生活について語ろうと思うので、そちらもぜひご覧ください。本当に沢山の失敗を経験し真に効果的であった方法をご紹介します。それではいきましょう。
日本語日記
まず、英語日記を書こうとなったときに、「I’m a university student」とか書き始めた人はストップです。ここすごく重要なんですが、まず日本語で日記を書いてください。「英語日記って言ったじゃないか」と思った方もいると思います。日本語でいったん日記を書いてください。
次に、書いた日本語日記を自身で英語に翻訳してください。この順番でないと意味がないです。まだ日本語→英語という順番に疑問を持っている方がいると思いますので、その理由について説明したいと思います。
例えば、日本語で日記を書いたとしましょう。「今日飲んだコーヒーが濃厚でまた飲みたいと思った。」すこしカジュアルすぎる文章ですがお気になさらず。日記はラフに書くべきというのが私の考えです。できるだけ生活に寄り添った文章が書けると最高です。
少し脱線しましたが、この文章をいきなり英語で書けるでしょうか?もし濃厚でおいしいというニュアンスを表す「thick」,「rich」を知らなければ、感じたことをストレートに書けません。その結果「Today, I had a cup of coffee. That was good.」のような内容の薄い文章が出来上がります。
何が言いたいかと言いますと、最初から英語で日記を書こうとすると、使える言葉しか日記に登場しなくなるのです。これを続けても、もともと使える言葉たちが並んだ復習日記がたくさんできるだけです。私も英語日記を始めた当初は、いわゆる英語復習日記を大量生産していました。これを続けても語彙力は伸びません。私たちは新しい言葉を学びたいんです。
だからこそ、私たちの公用語である、ネイティブである日本語を利用するんです。日本語であればいろいろな表現を知っているはずです。とにかく感じたままに一日を書き記してください。すっごく些細な気持ちやちょっとした気づきで構いません。さあ、私たちネイティブによるとってもスムーズな日本語日記が書けたら次です。英語に訳していきます。
英語へ翻訳
「日本語を英語に翻訳するのは分かったけど、正しい英語かどうかわからなくて不安…。」という方がいると思います。私もこの点が引っかかり何度も挫折しました。ですが安心してください。我々現代人には最強の見方が登場しています。そう、AIです。
日本語日記を英語へ翻訳していくにあたって、Google翻訳やWeb上の翻訳を使うのも1つの手段だと思いますが、日記などの文章への翻訳は変な訳が多いです。それに対して、ChatGPTをはじめとするAIの精度と言ったら、これはすさまじいです。さらにAIであれば疑問が浮かんだ時にすぐに質問できます。もう学校の先生みたいなものですね。では実際にChatGPTの例で見ていきましょう。
日本語日記:「部屋の窓から入ってくる木漏れ日がきれいで心地よかった。」
この文章を英文日記にしたいと入力すると以下の文章が返ってきます。
「The sunlight filtering through the trees outside my window was beautiful and comforting」
さあ、学びがたくさんありますね。木漏れ日って「The sunlight filtering through the trees」っていうんですね。あと、心地よいは「comforting」と表せると。ここまでの工程は10秒あればできます。正直この文章だとWeb翻訳と大差ないです。
しかし、AIをお勧めする理由はこの先にあります。例えば、「comforting」が心地よいって意味なのは分かったけど、ingの形をしてるから「comfort」って言葉があるのかな、どんな意味があるのかなとか思いますよね。そのままAIに聞きましょう。AIからの解答は以下の通りです。
「Comfortは「慰める」や「安心させる」といった意味を持つ動詞です。この動詞は誰かが悲しんでいる時や不安を感じている時に、その人を慰めたり落ち着かせたりする場合に使います。また、物や環境が心地よさを提供する場合にも使われます。」
なるほどって感じですよね。モノや環境が心地よさを提供するという動詞の意味から、心地よいという訳のcomfortingが生まれたんですね。
このようにしてたった一つの文章から、たくさんのボキャブラリーを得ることができます。こうして1文ずつ英訳をしAIと一緒に学習をすることで、とてつもない量の知識がつきます。あとは、繰り返すのみです。
ここで、おすすめのAIを2つ紹介します。1つはすでに有名である「ChatGPT」です。本当に日常の些細なことからなんでも聞けます。私は英語日記を書く際には一番利用しています。もう一つは、「Poe」です。このアプリでは、自分オリジナルのチャットボット(先生のようなもの)を作成できます。自分の好みの英語先生を作成して添削してもらいましょう。
ここまで英語日記のすばらしさや具体的な書き方を説明してきましたが、「じゃあ英語日記を続けてきたあなたは今何しているの?どのくらい効果はあったの?」という点があやふやなので、簡単に私の今の生活について触れたいと思います。
冒頭でも触れましたが、私は今現在オーストラリアのメルボルンという街でワーキングホリデーをしています。ワーキングホリデーというのは超簡単に言いますと、仕事しても観光しても何してもいいよーという権利のことですね。そして、私はオーストラリアという異国の地で英語を使って働いています。毎日英語を使ってスタッフと話し、もちろん英語でオーダーをとり、英語で友達とワイワイしています。
日本の地を離れ海外で生活するのは今でも慣れないもので、日々新しい経験をしていますが、今私がこの生活を楽しめているのは、まぎれもなく英語の勉強を頑張った過去があるからです。そして、私のボキャブラリーを果てしなく広げてくれたのは、今回お勧めしました「英語日記」です。毎日のように新しい単語や表現に出会い、「明日使ってみよう」「この間覚えた表現使えるじゃん」といった小さな感動の積み重ねが今の自分の土台です。
そして、私が英語日記をお勧めする理由は素晴らしい勉強法であると同時にもう一つあります。それを最後に伝えさせてください。
あなたが英語日記を1週間書いたとします。1週間後、書くのをやめてしまいました。これは少し残念ですが、日記は形として残ります。さて1年後、ふと去年書いていた英語日記を発見します。ちょっと読んでみよう。「懐かしいな、あの時こんなことしてたな。」「こんな場所行ったなあ。」「こんな気持ちだったな」などなど。この気持ちです。私が大切だと思うのはこの経験です。
日記は形として残ります。日記として行った場所、感じたことを残せば5年後、10年後いつでも読み返すことができます。日記をつけていなかったら思い出さなかった、思い出せなかった小さな感動や出来事を日記をつけていれば振り返ることができる。私はここまで読んでくださったみなさんにこの感動を味わっていただきたいのです。日々時間は過ぎます。昨日の朝食も覚えていないほど情報にあふれた現代社会で、日記を書くことはとても素敵なことだと私は思います。ぜひ、あなたの生きた証として日記を書いてみませんかという提案です。
英語日記を書くことで、英語の勉強にもなり、人生の記録ともなります。なんと素晴らしいことでしょうと、私は今も感じています。私のパッションはこの記事を通して伝えることができたかと思います。英語日記においても、やはり大切なのは継続です。1日で10個の単語を覚えても、1日でやめてしまっては意味がありません。1日1単語でも毎日続けることが大事です。あなたのペースで、着実に楽しくワクワクしながら日記を書いてください。私もオーストラリアでの日々を今夜も綴っています。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。ではまた!
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